プライバシーの面からなかなか公表されない性的事件!
県内で発生した二つの連続強姦(ごうかん)事件の判決が最近出ました。強盗強姦罪を中心に10回起訴された事件では懲役29年が確定。強姦致傷罪などで5回起訴された事件では懲役20年が確定しました。ともに長期にわたり性犯罪を繰り返していました▲2人には共通点があります。事件のきっかけが女性宅ののぞき行為で、日常的にやっていたことです。のぞきを始めて数年たって事件を起こしていたことも同じです▲「人生が180度変わった」。ビデオを通じて被害者が別室から行った証人尋問。法廷から姿は見えずとも、響き渡る声から、涙を流して被害の惨状や処罰感情を訴える姿が目に浮かびました▲県警は被害者のプライバシー保護や容疑者検挙のため、基本的に性犯罪事件を公表しません。しかし、県民に犯罪に遭う危険性を知らせず、結果的に犯人を野放しにした側面は否定できません。のぞきなど軽微な性犯罪の検挙も怠らず、悲劇を食い止める責任は重大です。【宮本翔平】
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